Mayuko Osada
Designer


  ・住みたい土地
  ・衝撃を受けた長野の農家生活
  ・一番至福だと思う時
  ・頭が“無駄”を求めている

 

オサダ マユコさん
埼玉県
IT企業 デザイナー

 

住みたい土地

最近は図書館に毎週行ってる。土日に。
本好きでは無いんだけど、なんだろうね。
他に娯楽が無いというか、平日は毎日通勤してるから、
休日にわざわざ遠くに出かけたくない、ってのはある。

今、勤めている会社は、とある就活で
声をかけてもらって、説明会来てみる?って言われて
面接に行って、そしたら受かりました。
その会社は研修があって、
システムエンジニアに未経験でもなれるかもしれない
って思って、それはいいなって。

なんだろうね。
ずっと東京で暮らしていくって選択肢は無いなって
学生の時から思ってて。
土地とか変えても、ある程度ネット環境さえあれば
どうにか食っていける職はありだなって。
それで、手に職をつけるスキルとして、
コーディングがあるかなって。

スキルを身につけて、住みたい土地を見つけて、
ってのを並行でやりたいなって。
住むなら海があるところがいいなぁ。
今は海無し県だから。
移住に興味がある人探しをしてるんですよ。
同じ興味の人と会うようにしないと、
状況が変わらないから。
だからそういう人と会うようにはちょこちょこしてる、
都内で関連イベントがあったら顔を出すようにしたり。

 

 

衝撃を受けた長野の農家生活

私、人生で衝撃を受けたのが長野の農家生活だからさ。
だから、あんまり都会に興味が無い。
留学する前に住み込みで3ヶ月働いてて、
あの時は、なんか生きてて楽しかった。
朝起きてレタス収穫して、箱作りもするし、
苗植えもするし、雑草抜きもするし、
いろんなことしたよ。

自分がその生活に慣れると、
レタスの状態が指先で分かるようになるんだよね。
これは摘み取って大丈夫、これは明日だな、って。
そうやって、身体感覚が変わるのが、
めちゃくちゃ面白かった。
それが衝撃だった。
食べ物作ることがスゲェって思ったから。
それで、移住まで込みで考えられる仕事は何かなって。

私、人に見せるための何かを作るより、
漬物を作りたいんですよ。ちゃんとお酢とか入れて。
そういう人間なんです。
最近、そういうのもできてないし、
時間もとれてなくて、悲しい。

 

 

 

一番至福だと思う時

料理は好きです。
土日でまとめておかずを作って、冷凍して
お弁当に入れて会社に持って行ってる。
本棚に料理本無いね、そういえば。
勘で作る。細かいことできないんだよね。

この前、友達が来た時にしじみ汁を作ったんですよ、
いいでしょ?
友達に作るときは、
日頃、自分が買わないものを買うから楽しい。
貝のおつゆなんて一人暮らしで食べないから、
たまには違う食材で作ってもいいかなって。
全然、本の話して無いね。

ああ、私、本を読んでて一番至福だなって思うのが、
本の内容より、日向で本を読んで、
昼にウトウトしながら、二行ぐらい読んで寝て、
また起きて、二行ぐらい読んで寝て、
みたいなお昼寝が一番至福だと思う。
すっごい豊かじゃない?

 

 

頭が“無駄”を求めている

最近、本を読むペースが上がってるかな。
これまで手にとる本って超少なかったから。

会社の課題図書が数冊あって、
ビジネス寄りの啓発本とか、会社経営の本とか。
読んでいて、ふーん、と思うんだけど。
全然頭に入ってこない。
たぶん本の内容が悪いんじゃなくて、
その本が必要な時期か、そうじゃ無い時期か、
ってあると思うんだよ。

仕事での自分の意識の上げ方とか、
効率とか無駄のない行動とか、
書いてあったりするんだけど。
私が本に求めていたものって、
そういうものでは無いって、
はっきり分かった気がして。
こうじゃないんだって、他の本を貪ってると思う。
この水木しげるの本
(“生まれたときから「妖怪」だった”著:水木しげる)
を読んだのも、
水木しげるも鬼太郎も全然興味無いんだけど、
なんか頭が“無駄”を求めているから。
ただの“無駄”のためだけに読んでる。
いい意味で“無駄”だったよ。

 

Pick up Book

“籍境离景”

作:李強

この人は中国人の油絵描いてる人で、
上野の森美術館で展示していて、
たまたま入っただけなんだけど、
ここ数年見た中で本当のその作品が忘れられなくて、
結構、衝撃的だったんだよ自分にとって。
本当に欲しいと思って唯一買った画集かも。
必要に駆られてじゃなくて、作品が欲しいって。
さすがに現物は買えないから、
じゃあ画集しかないでしょと。