SETA
Singer-songwriter


  ・親友との手紙
  ・いろんなところに連れていってくれる
  ・初恋とRADWIMPS
  ・今までいいねと言われていた曲を全部切られた
  ・クリエイターとして生きていく

 

SETAさん
東京都
シンガーソングライター

 
 

 
 

親友との手紙

自分の親友みたいな子と、
中学生の時に出会ったんです。
その子が太宰治とか夏目漱石とかが好きで。
当時の学校の図書室って、
図書カードを使ってたんですけど、
あれって、本の後ろに誰が借りたかって記録があって。
その子と仲良くなり始めた時に図書室に行って、
その子の名前が書いてある本を探して、
その本を借りたり。
逆にその子の名前がまだ書いていない本を
先回りして借りて、名前を書いたりとか、
そういうゲームみたいなことをしてました。

そのあと、その子と仲良くなった時に、
あの年頃って、手紙の交換とかしてませんでした?
授業中とかに。
当時、その子は小説家になりたいと言っていて、
小説を手紙として書いてきてくれてたんです。
5ページとか10ページの作品をノートに書き出して。
それに対して、私がその小説の歌を作って、
歌詞を書いて送り返す、という手紙交換をしてました。
それが、作詞の練習になってましたね。
その子とは高校まで一緒だったんだけど、
その後、音信不通になってしまって。
どうしてるのかな。

 
 

 
 

いろんなところに連れていってくれる

これは、大阪にライブしに行った時に
楽屋に貼られていて、嬉しくて、とってあるんです。
こういうのわざわざ描いてくださるところって、
少なくて、嬉しくって。
手描きっていいですよね。
手書きの手紙で告白されたら、
意中の人じゃなくても、ちょっと揺らぎかけますもん。

人生で初めてこんな大きな本棚を買ったんで、
今後が楽しみなんです。
本は周りの方に勧めてもらうこともあります。
うちの事務所の人で、めちゃくちゃ本好きな方がいて、
その方に教えてもらったり。
好きな本はなんですか?って聞くと、
結構、その人が見えてきますよね。

谷川俊太郎さんの詩集とかは父からもらった本です。
父は昔、詩人になりたかったらしくて、
新聞とかにも時々投稿して、
詩が掲載されたりしてたんですけど、
詩に関しては父が、こういう教材をくれたりしました。

基本、私は家に引きこもっているので。
本を読めば、実際に外に出なくても、
いろんなところに連れていってくれるし。
そういった意味で有益な楽しさがあるなって思います。

 
 

 

 
 

初恋とRADWIMPS

こっちはCDゾーンです。
えーっと、ウエンツ瑛士さんと小池徹平さんがやってたユニット、、
WaT?、そのCDを買ったのが初めてだったんです。
確か、握手券か何かがついてたから。
結局、握手会には行かなかったんですけど。

RADWIMPSにすごく熱狂してました。
初ライブがRADWIMPSさんのライブで。
今、考えたらありえない規模のところに初めて行って。
なんか潰されて大変な目にあって、、熱狂しましたね。

RADWIMPSを知ったきっかけですか?
高校の時に初恋をしたんですけど、
私が彼に、いつも曲を書いてプレゼントしてたんです。
お金がないから、曲しかあげれないけど、って。
そのお返しで、この曲、俺からのプレゼントって、
初めて聞かせてもらったのがRADの「ふたりごと」で。
それから、彼や友達にCDを借りたりしてました。

そこから、その人と別れたことがきっかけで、
オーディションに応募して、音楽業界に入りました。
ちょうどこの前、
オーディションに提出したCDが出てきたんですよ。
装丁やイラスト、全部手描きです。
本は引っ越しの時に結構捨てちゃうんですけど、
これは、さすがに捨てられなかったんですよね。

 

 
 

今までいいねと言われていた曲を全部切られた

以前の環境での音楽活動は、
必ずしも順風満帆には行きませんでした。
周りの求めるこうして欲しい、ということや、
聴く人が求めているものになりきるとか、
私はそういう才能に欠けていたんです、きっと。
しっくりこないものは苦手!
って感じだったんだと思います。
難しい子だとも思われていたかもしれません。

今の事務所の人たちと出会ったのが大きいです。
最初、出会った時に声と歌を推してくれたんですけど、
「今、持ってる曲全部出して」って言われて、
曲を提出した時に、
今まで周りからいいねって言われていて、
ライブでも普通に歌っていた曲、全部切られたんです。
それで「えっ」って思って。
今まで自分は、自分で自分を評価するんじゃなくて、
他人からの評価を自分の評価として捉えてたんだなと。
それから音楽への向き合い方が変わりました。

なにか、今の自分とは違う自分になりたい、
っていう人は多いと思うんです。
だけど、私は自分以外のものにはなりたくない
っていうタイプだったことに気づかされたというか。
メジャーシーンで、東京ドームとか武道館で、
ライブをできたら勿論最高ですけど、
そうじゃなくてもクリエイターとして、
自分のやれる範囲で、
生きていける道があるんじゃないの?
という意思が通じ合ったのが今の環境です。

昔から応援し続けてくれているファンの方も
いらっしゃるので、
よくこの変化についてきてくれたなと。
本当にもう、行ったり来たりしているので、
これが今の私ですって。

 
 

 
 

クリエイターとして生きていく

小田和正さんがよくライブで
「僕の若い時からのファンは、よく今までついてきてくれて。僕と一緒におばさんになっちゃったな」
って語るんです。
それ、本当に素敵だなって思うんです。
ファンの方とこのまま一緒に、
お爺さんお婆さんになってもいいな、って。
そしたら、椅子席を増やして立見席は減らすよ!って。
そんな関係性でいられたらいいなと。
今の環境ならそういうこともできるような気がします。

今まで大学生という肩書きもあったので、
クリエイターとして生きていくということに関して
ちょっと、ぽあぽあしていたような気がします。
今の事務所の人たちと出会ってから、人生で初めて、
クリエイターとして生きていけるようになろう、
という志を持ったかもしれない。
だから、今の一番の夢は、
クリエイターとして生きていくことです。
まだまだペーペーなんですけどね。

 

Pick up Book

“だいじょうぶ だいじょうぶ”

作・絵:いとうひろし

この本ほんとにいいんですよ。
このおじいさんが死んでしまうんですが、
ずっと、この子に「大丈夫だよ。大丈夫だよ。」って。

これはちょっと心が折れそうな時に読みますね。
なんか気安く「大丈夫だよ」って人に言われると、
ちょっと嫌じゃないですか。
でも「大丈夫だよ」って本とか絵本から言われると、
素直に「大丈夫だろうな」って思える。

これは子供の頃にお母さんから、
読み聞かせてもらっていて、大のお気に入りです。
最初はたぶん図書館から借りてきて、
読み聞かせてくれてたんですけど。
そのあと買ってくれて。
それを上京するときに持ってきたんです。

 
 

 
 

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